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January 31, 2006

北欧の冬とお菓子、Semla

南スウェーデンの町、エスロブは道路に積もっていた雪が少しずつ解け、氷点下をほんの少し下がるくらいになりだいぶ動きやすくなってきています。今朝、窓を開けてみると外は真っ白。霧がかかっていました。ベランダの温度計はプラスの1度。午後には少し明るくなったけど空は分厚い雲に覆われていました。ここ3日くらいお日様を見ていません。週末にはまた温度は下がるようです。

ところでこの時期町のベーカリーの店頭にずらりと並んでいるのがSemla(セムラ)という菓子パン。丸い菓子パンにはさんだマジパンとホイップしたクリーム。カロリーは確実に高そうなこの菓子パンを夫は大好きで冬のスウエーデンに来ると必ず食べます。semla


semla_at_bakery

ふわっと焼いた少し甘いパンにアーモンドから作ったマジパンと生クリームをサンドイッチしているのであまり沢山食べると大変。でも困ったことにこれがとてもおいしいのです。

ダイエットの必要があるというのに夫は一日おきに違う店のを食べ比べています。ダイエットが必要な私の分も買ってくるので私も一緒に摂取カロリーアップ。

セムラは現在は1月から3月までの冬の間通していつでも食べられていますが、もともとは一年でたった一日だけ食べるものだったそうです。数年前まではセムラはイースター前の数週間の間の火曜日だけ店頭で売られていたようですが今は1月から3月まで毎日買うことができます。

「セムラ」Semlaという言葉はラテン語に語源があり「最高の小麦粉」という意味があるという。セムラを食べる伝統は古く、ルーツはスウエーデンがカトリックの国であった1500年代にさかのぼる。その頃からイースターの前に数週間の断食する期間があったがその断食期間が始まる直前のある時期は断食に備えて沢山食べこむ期間がありその期間の最後の火曜日にこのセムラを食べることで断食が始まったという。

今はそんなルールはとっくになくなり人々はおいしいセムラのシーズンを目いっぱい楽しんでいる。セムラは多くの人にとっておふくろの味であり、郷愁を誘うものであり、食べ方にこだわったり、どの店のセムラが一番うまいかなんてインターネット上で紹介されていたり。

クリスマスの後の長くてつらいスウエーデンの冬を少しでも楽しく過ごすためには欠かせない習慣の一つのようです。

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Comments

このお菓子、とっても美味しそうですね(^^*)
「北欧」の言葉を見つけて嬉しくなりました。

小さな日本で、いつか行きたいなぁと
憧れています^^

Posted by: hiimu | February 10, 2006 04:59 PM

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