« ついていなかった旅からの帰国 | Main | 南スウェーデンは今日も雪いっぱい »

March 16, 2006

南スウエーデンの田舎へ

南スウェーデンのスコーネ地方は昔から農業が盛んな地帯です。肥沃な土地と豊かな自然に恵まれスウエーデン全土へ農産物を提供することから「スウェーデンの胃袋」という異名も持つ。

夫はそんな農村地帯の中でもビリンゲ村という人口1,500人の小さな村の農場の家に六人兄弟の長男として生まれたがジャーナリストの道を進んだためにその代わりに末っ子の弟のレナートがその200年の歴史を持つ農場を継いでいる。レナートは手が器用で家具、木工作品などを多く作っていたがついに12年前に大きなプロジェクトを始めることとなった。スコーネの伝統的な農家を再現してミュージアムを作るというプロジェクトだ。

朽ち果てようとしていた築200年の農家を2軒ある田舎で見つけて買取、床、壁、柱、窓、梁などをパーツにして持ち帰り自分の農場の土地に土台を作り始めてから12年。わらぶき屋根の素晴らしい建物ができた。重いものを運んだり外枠などどうしても人の手を借りないといけないところだけは人手を頼んだが床、壁、屋根、窓、内装を農閑期を中心に自分ひとりでやってきた。

200年以上前の伝統的な農家の建築法にこだわってレナートが建てたこの農家はL字型で短い方の一辺を2所帯分居住スペースとし、もう一辺の長い方をミュージアムにする計画だ。200年前のスコーネの農家の構造と暮らしが見れる内容となる。この計画に対して市からやっと助成金がほんの少し最近出たがほとんど自腹をきってこだわりの農家を作ってきたレナートはEUとの競争で厳しくなっている農業をなんとか続けながら作ってきた。

居住スペースの一つにはすでに入居者がいて暮らしているがもうひとつのスペースはこの夏からウィークリーで観光客に貸し出す予定だ。まだ内装作業中だが出来上がったらこのブログサイトでもご紹介の予定。

Billinge
billinge-2
billinge_3

スウェーデン第三の街マルメ市から電車とバスで1時間のビリンゲ村は美しい風景と風光明媚な国定公園に近く村の近くではカヌーを楽しめる。のんびりと滞在してレナートの農場を楽しむ事もできる。彼の農場は夏の間オープン農場として観光客を受け入れている。農場にはアヒル、ガチョウ、犬、猫、ヤギ、羊、馬などもいる。そして麦などの穀物の生産の他に養豚も営業しているのでブタたちもいる。
duck
goose
pigBillinge1
goat

レナートは観光案内所から紹介されてくる人たちを受け入れて農場の案内をして、妻のロッタの手によるホームメイドのお菓子とコーヒーを出し、村のハンドクラフトを売る小さなショップを持っている。農業収入の他に得るこのささやかな観光収入で暮らしを支え、ミュージアム建築の夢をつないできた。

ウィークリーの宿の価格はまだ決定ではないが一週間で約¥60,000くらいとなりそうだ。スペースは大きい居間とベッドルーム一部屋、シャワー&トイレ、ダイニングキッチンで約50平米。子供連れのファミリーにぴったりの宿泊施設となる。

スウェーデンの美しい田舎でのんびり過ごす一週間はきっと思い出深いものとなるでしょう。
レナートの農場のある場所にはその昔軍隊のトランペット吹きが住んでいた場所ということから「トランペット吹きの家」という名前がついている。

http://www.trumpetarbostallet.se/sida1.html

お問い合わせは直接でも良いし、北欧アンティークでもお受けします。info@antik.jp

北欧アンティークホームページhttp://www.antik.jp

|

« ついていなかった旅からの帰国 | Main | 南スウェーデンは今日も雪いっぱい »

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)




TrackBack


Listed below are links to weblogs that reference 南スウエーデンの田舎へ:

« ついていなかった旅からの帰国 | Main | 南スウェーデンは今日も雪いっぱい »