スウェーデン工芸学校体験記その①
この夏スウエーデン北部のダーラナ地方にある伝統工芸学校の夏季コースに参加する機会があった。長い時間かけて資料を読み、コース参加への心の準備を整えていた友人の計画実行の上で学校との連絡などを手助けしていて、その学校の事を知るほどに興味が増し、結局事前の心の準備もなく成り行きで気軽に参加してしまった。
Saterglantan(セーターグレンタン)という名前の80年の歴史を持つ工芸学校は長期と短期の盛りだくさんの学習コースを用意している。織り、鉄工芸、フエルト工芸、ワイヤー工芸、木工芸、籠工芸など多くの興味深い工芸を誰でも学ぶことができる。スウエーデン人は一般的に手工芸が大好きで身近な存在であることは普段から知っていたがそういう学校で学習するのは初めての経験だった。
豊富な工芸コースの中から我々四人が選んだのが「木の底板ルーツバスケット」なるもの。木の底に穴をあけモミの木、パインなどの根っこを使い編んでいく籠である。フィッシュバスケットという通称があり漁村などでは昔から暮らしの必要道具だったものである。それを作るということになり学校から持参すべきという長靴、小刀、エプロンなども適当にそろえただけで学校のあるダーラナ地方へ向かって南スウエーデンのスコーネから出発した。
ストックホルムから北へ3時間エアコンのない暑い電車で汗を流してやっと着いたのが「Insjon」インフォーン駅。夜9時近いけど明るい。駅には何もない。プラットホーム、待合ベンチ、時刻表だけ。自動販売機もキオスクもタクシーもない。人もいない。(待合室に酔っ払いが一人寝ていたけど。。)
約束どおり迎えに来てくれた車で10分で高台にある学校へ到着。清潔でシンプルな宿舎へチェックイン。部屋にはハンドクラフトの織作品が飾られランプシェードにはボビンレースや刺繍が。クラフトムードいっぱいの環境に興奮気味の我々。
夜10時半をすぎているのにまだ明るい庭を散策。美しい夕焼けと素晴らしい自然環境の中で過ごすこれからの5日間に胸が高まる。







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